お久しぶりの更新です。
昨年、言葉のヨガワークショップに参加しました。
結局5回シリーズで3回しか受けれられなかったけれど、
最終レポートとして提出したものを推敲してここにアップします。
私の昨年からの近況です。
「私と向き合う時間」
昨年11月、肩凝り頭痛が酷く病院を受診したところ、首から頭に繋がる血管が裂けて動脈解離と脳梗塞を起こしていた。
さらに検査で、感染症心内膜炎、髄膜炎という難しい病名もついて、そのまま約二ヶ月入院をした。
動脈解離(どうみゃくかいり)、脳梗塞(のうこうそく)と告げられた時、全くピンとこなかった。
高齢者に多い病気と思っていたし、自分にあてはまるとは思ってもみなかったから。
でも、50歳までになる若年層脳梗塞があり、それは誰でも突発的になるものと始めて知った。
私の場合、心臓に細菌が付着したことが原因らしく、お盆に川遊びで虫に刺された傷口がきっかけになったこと、
そして昨年の酷暑で体力、免疫力がとても下がっていたのだと思う。
一ヶ月は絶対安静といわれた。
動かないで、と言われるより動けなかった。
立つこと、座ることもふらついてしまい、一歩足を踏み出すことも出来なく、
おまけに箸を持ってもスルリと抜けてしまうし、飲み込むことも困難になっていた。
そして、脳梗塞と髄膜炎が重なったことで、寝ても覚めても頭が痛い。
そんな中でもリハビリは毎日行われ、理学療法、手先作業、言葉の先生が代わる代わるやって来た。
一日10分程度のことで、少しずつ身体の変化が分かり、ヨガや深呼吸(呼吸法)の経験は気持ちを落ち着かせ、
リハビリにも大いに効果を発揮してくれた。
入院中、担当外のリハビリの先生から声をかけられ、私のヨガクラスに参加してくれている方だった!
病状とこの先の不安な気持ちを話したところ、彼女から「またヨガで会えるのを待っています。
私はこうしてリハビリの仕事をしているけれど、本当の痛みや苦しみがわからないです。
でも、今井さんは経験を生かして活動できる強みがあるじゃないですか~」
と明るく話してくれた。
そんな捉え方を想像もしてなく、一気に肩の力が抜け、前向きに考えられるようになった。
2018年の目標は「何事もていねいに」。
でも、結局あれこれやって私はパンクしてしまった。
あの時こうしてなかったら…と思うことはあるけれど、これは必然的だったんだと思う。
この病気になって、自分と向き合う時間が沢山でき、何よりも自分の身体を第一に優先にする大切さを学んだ。
先日、息子と一緒にかけっこをした。
入院中は横断歩道も信号が間に合わない速さだったのが、今は自転車も乗れるし、今まで通りヨガもできる。
定期的な通院はあるけれど、あれは夢だったんじゃないか・・?と思うほど普段通りの生活が出来ている。
この病気で沢山の先生、看護師さんにお世話になり、私は本当に恵まれている。
良い先生に出会え、元気に生きている。
主治医の先生、入院中にお世話になった先生には、感謝と尊敬の気持ちを忘れないでいきたい。
このレポートを提出した当初は、将来の夢が思い描けなかったけれど、退院から半年が経ち、
ようやく自分が進んでいきたい道が明確になった。
大きな声で公表することではないけれど、私の心の中で焦らず、無理せず目指していきたい。